ラミネ−トフィルムの構造


ラミネ−トフィルムの構造

右の図は パウチフィルムの 上面、下面ともに 3層構造になっている様子です。

内側の「EVA」と呼ばれる層は低温で融解し、接着する糊の役目です。
中の「LDPE」と呼ばれる層は高温で融解し、接着を助ける役目です。
外側の「PET]と呼ばれる層は高温でも融解せず表面保護の役目です。

弊社の取り扱いフィルムは特価用フィルムを除くとすべて このような 3層構造になっています。

特価のフィルムは2重構造になっていて中の「LDPE」層がありません。
製造工程が少ないので安いのです。

ラミネート処理の時フィルムの糊(EVA)が熱で溶け 少しはみ出て ローラーを汚します。

3層構造のフィルムはローラを 汚すことがほとんどないので、掃除の回数減少になります。


ラミネ−トフィルムの硬化度
左の図は3層構造のフィルムがそれぞれ違う温度での硬化性能をグラフにしています。

特に低温域での硬化度が相互に補完しあって硬いことが示されています

基本はプリエチレンですから20度以上の高温域での硬化度は落ちます。


ラミネ−トフィルムの接着度
左の図は3層構造のフィルムがそれぞれ違う温度での接着性能をグラフにしています。

外側の「PET」層は溶けないのでグラフに表示していません。

「EVA」層と「LDPE]層が違う温度で溶けることが糊の役目をするラミネートフィルムの特徴になっています。


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